こんにちは!
今日はWeb制作の学習フェーズから実務に入った後に個人的に感じたギャップについてご紹介します。
あくまで私自身の個人的な体験に基づくものですので、一般論ではないことを予めご了承ください!
結論
私が感じたギャップは以下の通り
- ピクセルパーフェクトはそれほど求められない
- よしなに対応が割とある
- 素材待ち、確認待ちの時間が長い
ひとつずつ解説していきます!
ピクセルパーフェクトはそれほど求められない
学習時
- ピクセルパーフェクトのコーディングが基本
実務
- ピクセルパーフェクトを求められるケースは多くない(あくまで個人的経験)
学習用教材だと、最後の仕上げにデザインカンプと重ね合わせてピクセル単位で合わせるように教わると思います。
まだ実務歴10ヶ月目なので決して経験豊富ではないのですが、これまで実務で1件もピクセルパーフェクト(ピクパ)でのコーディングを求められたことはありません。
個人的には「できる限りピクパ」でコーディングするようにしています。
しかし、それが求められない案件であれば最優先事項ではありません。
ピクパよりも、まずはどの画面幅でも崩れない・不自然にならないように調整することや、要素や文字数が増えても崩れないようにコーディングすること、サイトスピードの改善、誤字・リンクのチェックなどに工数を割きたいです。
実務2件目の時給制の案件で「安くスピーディーに仕上げてほしい」というニーズなのに、ピクパ調整に工数をかけてしまいご迷惑をおかけしたことがあります。
ピクパにすべきか否かについては、Twitterで度々議論になるテーマです。
会社によって、人によって、色々な流儀があるかとは思いますが、自分自身と周りを観測する限り「ピクパはそれほど求められない」というのが現時点での所感です。
学習段階では練習しておいたほうが良い
とはいえ、学習段階ではしっかりとピクパができるように練習しておいたほうが良いと思います。
「できるけどやらない」のと「できないからやれない」のは大違いだからです。
また、ピクパ調整する中でCSSの知識が深まることがありますので、それも副次的な効果としてメリットがあると思います。
実務でピクセルパーフェクトが求められるケースは多くないが、学習段階では練習しておいたほうがよい。
よしなに対応が割とある
プロジェクトや会社によっても異なるのですが、PCデザインだけ用意されていてSPサイズのデザインをコーダーの方でよしなに調整する機会が思っていたより多い印象です。
学習教材ではきちんとSPサイズのデザインが用意されていることがほとんどです。
また、教材ではデザインのルールセット(フォント・カラー・ホバー時の挙動などが記載された仕様書)まで記載されているカンプもありますが、実務では今のところお目にかかったことはありません。
まず受け取ったデザインをしっかり確認し、不明な点は早い段階で積極的に質問していきましょう!
SPデザインやルールセットがないデザインカンプを渡されたときには、よしなに調整する実装力、コーダー側からの積極的な質問力・提案力が問われる。
素材待ち、確認待ちの時間が長い
最後は「素材待ち、確認待ちの時間が長い」ということについてです。
案件によっては画像や動画、テキストがなかなか揃わない、クライアントの確認待ちが異常に長く、公開予定がズルズルとズレていく経験もしました。
そのため、下記のような事態が発生しがちです。
- なかなか納品できないので、請求を上げることができない
- リソース空けるために他の案件を断ったのに暇になってしまった
複数のプロジェクトを同時進行している状況であれば素材待ちの間に別件の対応をすれば良いと思いますが、現状私はなかなか良いバランス取れず苦戦しております。
実績を増やし、常に仕事が溢れて途切れないようなフリーランスになれるように頑張っております!笑
素材待ちの時間が長いことがあるので、スケジュール調整を上手いことやろう。
まとめ
以上、私がこれまで感じた「学習と実務の間のギャップ」として以下の3つを取り上げました。
- ピクセルパーフェクトはそれほど求められない
- よしなに対応が割とある
- 素材待ち、確認待ちの時間が長い
浅い経験からではありますが、学習段階では見えなかった部分について書かせていただきました。
ピクセルパーフェクトは実務で求められることは少ないかも?ということを頭に入れつつ、でも求められたときにはしっかり対応できるように学習段階では練習しておくのがおすすめです。
「できるけどやらない」のと「できないので、やれない」のは大違いです。
また、実務でよしなに対応することができるように、レスポンシブ対応をしっかりと練習しておきましょう。
案件対応時の待ち時間の間は、別件対応する・営業する・ブログを書く・学習する・休む・家の用事をするなど、色々な選択肢があるのもフリーランスの良いところの一つだと思います。
以上、参考になれば幸いです!